先日からお伝えしている
管理栄養士ってなにしているの?
ですが、今日は、
さらに細かく掘り下げてみようと
思います。
管理栄養士の活躍は
多岐に渡ります。
- 「病院」「診療所」などで栄養面から病気の治療をサポート
医師や看護師やその他の職種と連携して
栄養サポートチーム(Nutrition Support Team; NST )などを
構成する病院が増え
患者さんの病状や栄養状態に合わせた、
たとえば、外科手術後の患者さんや、
低栄養の患者さんなどに対し、高度な栄養管理を行います。
入院だけではなく
退院後の食生活について外来で指導を行うこともあります。
近年、ドラックストアや調剤薬局の窓口で
薬剤師と連携して
栄養相談を行うケースも増えてきています。
- 「福祉施設・介護施設」で献立作成や調理を行う
高齢者向け施設や児童福祉施設などで、
利用者の年齢に応じた食事と栄養をサポートしています。
ここでも、医師・歯科医師・看護師・介護職員・リハビリ職員らと連携し、
家族と共にチームで高齢者・障がい者(児)の健康を支えています。
季節のイベントの正月やひな祭り、
クリスマスなどを
献立に取り入れてみたり、
各地・各国の郷土料理を週替わりに入れたりと、
単調になりがちな献立に楽しさをプラスしています。
- 「保育園・幼稚園や学校」で子ども・保護者へ食育活動
食と健康の土台を作る年代です。
栄養バランスを考えた学校給食や
おやつの献立作成はもちろん、
安全に残さずしっかり食べてもらえるよう、
食物アレルギーや彩り、盛り付けにも配慮していきます。
子どもが食材や食べることの
重要性を身に着けてもらえるように、
児童・生徒への「食育」授業を行うことも増えてきました。
2005年には、栄養教諭の教員資格も誕生し、
業務の専門性が高まっています。
- 「スポーツ」「美容」の業界で食事指導
近年、注目度が高まっている分野です。
体力づくりや運動で力を発揮できるように
効果的な栄養の摂り方など、けが予防も含め
アスリートを食事管理で支えます。
また、ダイエットやアンチエイジングでも
注目浴びてきています。
内面から綺麗になるために
栄養管理で健康的にケアし、
フィットネスクラブやエステサロンで
栄養士資格を持ったインストラクターや
エステティシャンが活躍するケースも増えています。
- その他にも多彩な「食の現場」で活躍
企業の社員食堂などの献立を提供する
「給食事業所」での活躍したり
「食品メーカー」で健康食品やサプリメント開発、
ホテルやレストランなどの「外食産業」
でシェフと協働してメニュー開発、
食品や料理をより魅力的にマネジメントする「フードコーディネター」など
幅広い分野で皆様の健康を支えています。
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