管理栄養士が行う栄養指導ってどんなのがあるの?管理栄養士から見たライフステージ後半
管理栄養士統括責任者の清長です。
栄養士指導と言うと管理栄養士の特徴的な仕事ですが、管理栄養士はどんな事をしているのでしょうか?
まずはライフステージごとにみていきたいと思います。
6月の第1週は乳幼児期、幼稚園・保育園期、小学校(学童)期についてご紹介しました。
前回の記事はこちら
第2週は、中学校期、高校生期、大学生期についてご紹介しました。記事はこちら
管理栄養士が行う栄養指導ってどんなのがあるの?
もくじ
■社会人期
これまでに比べ1人暮らしが増えてくる時期ではないでしょうか?仕事が優先になってしまって、大学生の時は違って食事に時間を取る事ができない、夜のお付合いが増えてくる、運動する時間が取れなくなってしまう時期です。会社に勤めていると年に1回は健康診断がありますが、20代の時と比べて年齢と共に体重も増えてしまう方が多くなってきます。40歳を過ぎると特定健診を行った結果、メタボリックシンドロームに近い方やすでにメタボリックシンドロームの方へ管理栄養士が特定保健指導を行うように厚生労働省が企業に指示しています。メタボリックシンドロームは生活習慣病へ結びつきやすく生活習慣病になると高い血圧で血管がボロボロになりそこへ高い血糖が張り付いて悪玉コレステロールと言われるLDLが溜まり血管の通り道をどんどん細くして脳梗塞、心筋梗塞などの病気へ知らず知らずのうちに進んで行ってしまう事があります。血管が詰まっていくのは自覚症状もなく静かに進んでいきます。
肥満が解消されれば、血液検査数値も改善する事が多いです。栄養指導を受ける事で20代の時から比べてご自身の体重はどおかなとご自身の身体を見直すいいきっかけになります。
特定保健指導の基準はこちら(←2020.14特定保健指導の元になっている法律を張る)
■不妊・妊活期
妊活で良く葉酸をサプリメントからでもいいので、取りましょうと言われます。妊娠直後は、二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高い時期でもあります。 葉酸は赤血球の形成や赤ちゃんの正常な発育に必要なビタミンB群の一種として広く知られており、このような新生児障害のリスクを減らすために重要な役割を持つ栄養素だと考えられているからです。
そういった情報をお伝えしたりして、不妊や妊活に悩んでいる方の食事サポートをしています。
■高齢期
高齢者になると、食が細くなり筋肉が落ち着てきます。何もしていないと30代以降年に1%づつ筋肉が落ちていくと言われています。高齢者になって靴下を片足で立ちではけなかったり、小さな段差でつまづいてしまうのも筋肉の低下が原因と言われています。
そして、味覚も衰えてくるので、ついつい味付けが濃くなり血圧の上昇につながってしまいます。
高齢期に身体の変化がある事に気づいてもらう事も管理栄養士の1つの仕事です。
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